
落語が大好きな れらです。
先日、落語を見に行きました。
四国の地方都市在住なため、生の落語を見られる機会は少ないのです。
落語好きには貴重な機会。
今日はそこでの気づきをシェアしたいと思います。
落語の 「はまった!」

落語って、落語家さん1人でそこにはないものを演じるわけです。
おそばを食べる。扉を開ける。刀を抜く。
1人2役ならぬ、3役4役それ以上を演じ分けることもあります。
そこが落語家さんの技術の見せ所なわけですが。
先日見に行った落語は、1人で2役をやるお噺でした。
体や顔の向き、声色や話すスピードで、役を演じ分けます。
会話のキャッチボールがポンポンと進んでいく中で、最初は体や顔の向きで演じ分けをされていたのですが。
ある所で、体も顔の向きも1ミリも動かず、ただ目の色だけでサッと人物を切り替えていた所がありました。
すごいものを見てしまった!
と同時に、役がはまった!と感じました。
生け花の 「はまった!」

生け花をしていても、はまった!な瞬間があります。
それは、活ける場所が定まった時です。
その1本が、まるで前からそこに生えていたかのような場所、かつ全体とのバランスもとれている。
まさに one for all, all for one。
金継ぎの「はまった!」

割れた器を接着剤でつなぎ合わせ、つなぎ目がどこかわからないくらい綺麗に合わせられた時は、正に「はまった!」です。
まとめ
「はまった!」の裏側にあるのは、どれも全力を注ぐ真剣勝負がある、ということでした。
そんな瞬間に立ち会えるのは本当に幸せだし、これからもたくさんの「はまった!」経験をしていきたいと思いました。