先日から直している小野象平さんのおちょこ。
今日はついに中塗りです!
中塗りとは、黒漆で継ぎ目をなぞることで表面を整え、金粉や銀粉が美しくのる状態にすること。中塗り作業は、2~3回繰り返して行う。
錆漆のあとも
まだ微細な凹みやピンホールが残っていることが多いので、
中塗りでそれらの凹みを埋めて
表面を均一にしていくイメージです。
ほんと、何回塗り重ねるねん!
突然の関西弁(笑)
ってかんじですが、
これも全ては
①継ぎ目の強度を高めるため
②仕上がりを綺麗にするため
に必要なことなんですね。
前置きが長くなりましたが、
やっていきましょう!
黒漆

パレットに、黒漆を出します。
ほんの少しで大丈夫。
黒漆は、
①生漆+黒粉 を混ぜて、自分で作る
②チューブに入ったものを使う
2種類の方法がありますが、
混ぜるのも大変なので
私は②のチューブを使いました。
筆を洗う

前回筆を使用した時
筆が固まらないように
穂先に油を含ませて保存していました。
筆に油が残っていると漆が乾きにくいので、
筆を使う前に、油を除く作業を行っていきます。
テレピン油(松脂の精油)か
無水エタノールか
アルコール(70%以上)
で筆を洗います。
私は、家にあったアルコールを使いました。
ドーバーパストリーゼは
アルコール度数77%なので
大丈夫そうです。
塗りました。

小さなおちょこですが線が多いので、
30分弱かかって塗りました。
(器の表と裏に線があるので)
筆に漆を含ませすぎないよう気を付けながら
ゆっくりゆっくり線を引いていきます。
器が黒っぽいので、どこに黒漆の線を引いたか
分かりにくい💦
今日は1回目の中塗りで
今回引いた線が出来上がりの線になるわけではないので
なんとかごまかしました(笑)
作業に集中していると
持ち替えた時に漆を塗った場所を
触ってしまうことがあります。
それを防ぐため
手で持つ場所を黄色いテープで貼りましたが、
効果があったのか、なかったのか。
持ち替えた時に、
結局漆を塗った箇所を触ってしまっていました。
今後の課題ですね。
この状態で室(むろ)に入れて
一晩乾かします。

